IIJ Americaは、IIJA フィッシング対策サービスを、本日より北米地域で提供開始しました。
背景
サイバー犯罪の4割近くがフィッシング攻撃に関連していることをご存知でしょうか。最近のフィッシングメールは、標的となる攻撃対象の情報を収集した上で、巧妙に上司や取引先になりすまして送られるため、本物のメールと見分けることが非常に難しくなっています。
スパムメールやウィルスメールの対策としては、従来のメールセキュリティサービス(メールフィルタリングサービス)が有効ですが、巧妙ななりすましや標的型のフィッシングメールは、通常のメールとの違いをメールフィルタでは判断できず、メールボックスに届いてしまうことが多いのが現状ではないでしょうか。
IIJAフィッシング対策サービスは、クラウド型メールプラットフォームに連携可能なInky Technology 社のふるまい検知型メールセキュリティプラットフォーム「INKY」を提供します。
IIJAフィッシング対策サービス導入のメリットとして、以下3つが挙げられます。
1 なりすましなどのフィッシングメールを識別可能
INKYはウィルスなどを含む明らかに悪意のあるメールをブロックしたり、シグネチャベースで攻撃者を識別するだけではなく、AIと機械学習を用いて人間でも認識が難しいなりすまし攻撃を識別します。
2 ユーザへのコーチングとセキュリティ意識の向上
INKYは、外部からのメールがユーザのメールボックスに入る前に、その全てのメールに3つのカテゴリのバナーを付与します。ユーザはメールがなぜそのカテゴリに分類されたのか、バナーをみて知ることができます。
3 管理者の運用負荷軽減
管理者は付与されたバナーによって、フィッシングメールの問い合わせやメールセキュリティに対する稼働を減らすことができます。またクラウド型メールプラットフォームへの連携はAPIを利用するため初期導入も容易です。
IIJA フィッシング対策サービスを利用することで、巧妙なフィッシングメールから組織を守り、ユーザのセキュリティ意識向上を目指しませんか?
サービスの概要
本サービスはAIと機械学習を用いて、普段と異なるふるまいを検知したり、メール文面や企業ロゴなどをチェックし、なりすましを発見します。またメールにバナーを付与し、ユーザへメールの危険度を知らせたり、ユーザ側からバナー上で管理者へ誤検知等の報告が可能です。管理者はダッシュボードで、脅威の可視化や危険なリンクの書き換えなど危険なメールへの対処ができます。クラウド型メールプラットフォームと連携して利用します。
IIJAフィッシング対策サービスの基本プランの主な機能は以下の通りです。
・コンピュータビジョン
テキスト分析モデルを利用してブランドの偽造などのフィッシングメールを検知します。
・ソーシャルグラフ
ソーシャルグラフ概念に基づきユーザのメールのやり取りを学習し、なりすましを検知します。
・メールアシスタント
3つに色分けされたバナーをメールボックスに入る全てのメールに付与し、リアルタイムでユーザへ危険を知らせます。
サービスイメージ
サービスメニュー
連携可能なメールプラットフォーム
Microsoft 365
Google Workspace
くわしくはこちら
本サービスの詳細については、以下サイトをご覧ください。