当社は、IIJAログマネジメントサービスを、本日より北米地域で提供開始しました。
背景
ログ管理の重要性はこれまでも指摘されているため、組織としての課題認識はあっても、適切なログ管理の実現は難しいと思われてきました。
特に、ますます利用が拡大しているクラウドサービスのログ保管期間はばらばらだったり、保管箇所がわかりづらく、ログが必要なときにさっと検索したり、ダウンロードするのは難しいものです。多様なサービスやアプリケーションを利用していると、一元的にログを検索し、迅速に調査・分析を実現することもままなりません。さらには、ログ管理ツールの構築や運用は煩雑であることが多く、手軽にログ管理を始めることはできません。
そこで、IIJ Americaは、複数のサービスやソリューションのログを、クラウド上に収集、長期間保管し可視化するIIJAログマネジメントサービスの提供を開始しました。
IIJAログマネジメントサービス導入のメリットとして、以下の3つのポイントが挙げられます。
1.セキュリティ
不正アクセスや情報漏洩など、セキュリティインシデントが発生した際のログ調査に、一箇所に保存され、可視化されたログの検索機能を活用することで迅速な調査が可能です。
2.コンプライアンス
法令や規制、フレームワークへ準拠するためのログ保管、及び監査が容易になります。これにより、コンプライアンス違反のリスクを低減します。
3.業務効率化
複数サービスからのログ収集、保管、可視化が自動化され、ログ管理業務を効率化します。また、ITリソースの利用状況が可視化されることで、業務改善・最適化への活用も考えられます。
ログ管理は、情報システムを安全かつ効率的に運用するために不可欠です。IIJAログマネジメントサービスを活用し、ログ管理を効果的に行うことで、組織は進化し続けるセキュリティ脅威から重要システムや機密データを保護し、業界規制や内部ポリシーへの確実なコンプライアンスを維持、ITリソースの利用状況を最適化し、コストを削減しつつ効率性を向上させます。
サービスの概要
IIJAログマネジメントサービスは、IIJAが提供するクラウド上のプラットフォームで運用されます。
ログの収集: 多様なプラットフォームから包括的にログを収集します。
- ログ連携 -API/SYSLOG
- ログの保管期間は1年間、あるいは指定の期間です。
- ログのストレージは拡張可能です。*1
- • ログデータの収集経路は暗号化されます。*2
ログの可視化と検索: 堅牢な検索機能を利用して、関連するログエントリをすばやく特定します。
- 収集されたログデータを一元的に検索可能です。
- リアルタイム*3にログデータの検索・閲覧が可能です。
- ソースIPアドレスによるアクセス制限が可能です。
- • ログデータを分析するダッシュボードが作成可能です。
- *1 ご契約いただいたストレージ容量の残量がない場合、残量がなくなった以降のログデータを保管できなくなります。
- *2 経路の暗号化の有無はログの収集方式により異なります。
- *3 ログデータの連携タイミングはログの収集方式により異なります。
サービスイメージ
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本サービスの詳細については、以下サイトをご覧ください。